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生成AIパスポートの勉強時間は何時間?合格者の実数から逆算する3日・1週間・2週間プラン【2026年版】

公開 ・ ナレッジバンドル編集部

生成AIパスポートの勉強時間は何時間?合格者の実数から逆算する3日・1週間・2週間プラン【2026年版】

生成AIパスポート攻略シリーズの第3回です。この連載では、2025年以降に公開された生成AIパスポートの体験記44本(38人分)を読み込み、主催の一般社団法人 生成AI活用普及協会(GUGA)の公式情報と突き合わせて、合格に効くやり方を整理しています。

今回のテーマは、結局、何時間勉強すればいいのか です。

ネットで調べると10時間で足りるという話から40時間は必要という話まで、目安がばらばらに出てきます。そこで今回は、推測や一般論ではなく、合格者が自分で書いた勉強時間の数字 だけを集めました。そこから、3日・1週間・2週間の学習プランと、10月試験に間に合わせるための今日からのスケジュールを組み立てます。

私たちは資格の問題集アプリ「ナレッジバンドル」を作っているので、「1日にまとまった時間が取れない人は、どう積み上げているのか」がずっと気になっていました。体験記には、平日のスキマ時間に1時間ほど、と書く合格者もいます。520問を1問ずつ解けるようにして、間違えた問題を忘れかけたころに自動で出し直す作りにしたのは、こうした細切れの時間でも勉強が前に進むようにするためです。

先に大事な日付を書いておきます。10月試験の申込締切は 9月30日(水)23:59、受験期間は 10月1日(木)〜10月31日(土) です(GUGA 10月試験のお知らせ)。公式FAQによると、受験期間が始まってからその回には申し込めません(GUGA よくある質問)。勉強がまだでも、10月に受けるつもりなら申込だけは今週中に済ませておく必要があります。


合格者9人の勉強時間:真ん中は「20〜30時間」

体験記38人のうち、合格者で 合計の勉強時間を数字で書いていた人は9人 でした。分布は次のとおりです。

一人ずつ見ると、こうなります。

  • 10時間弱: ヘルプデスク4年目で、ITパスポートや情報セキュリティマネジメントなどを持つ人(nozawanatsu / Qiita)
  • 約20時間: IT系の仕事だがAIは「たまにChatGPTを触る程度」だった人(東京自習会 / note)
  • おそらく20時間程度: 情報系ではない仕事の会社員(pisuke9190 / はてなブログ)
  • 体感20時間: エンジニア。「体感では20時間くらいかなと思います」(アイサット)
  • 20〜30時間: 章別の正答率から全体86.67%と推計している人(Eto0 / Qiita)
  • 30時間前後: ChatGPTを「感覚的に使っているだけ」だった研修会社の社員(トレノケート)
  • 30時間くらい: Web制作事務所の経営者(福祉ITラボ)
  • 約35時間: 50代のフリーライター。約20日で合計35時間くらい(コエテコキャンパス)
  • 約40時間: バックエンドエンジニア。平日1時間+土日2時間を4週間程度(ykbone / Zenn)

9人を少ない順に並べると、真ん中(5人目)は「20〜30時間」の人です。つまり 中央値は20〜30時間の帯 にあります。20時間前後と30時間台がそれぞれ3人ずつで、ここに7割近くが集まっています。

おもしろいのは、11〜19時間の人が一人もいない ことです。10時間未満で受かったのは、IT系の資格を複数持ち、生成AIを日常的に使っている人だけでした。それ以外の人は、少なくとも20時間前後はかけています。

注意点もあります。9人とも自己申告で、アイサットの筆者・pisuke9190さん・Eto0さんは、正確には計っていないと明記しています。数字は「目安の目安」として読んでください。

ちなみに、GUGAは勉強時間の目安を公式には出していません。民間の学習サイトでは、初学者は30時間前後・経験者は10〜15時間(FujiCert)、AI初学者は約40時間・ときどき使う人は約30時間・日常的に使う人は約20時間(Uravation)という目安が出ていて、合格者の実数とおおむね同じ範囲に収まっています。


期間だけ書いた人は「2週間〜1か月」が多い

時間ではなく 期間 だけを書いていた合格者も13人いました。

  • 1週間ほど(細切れ): 1人
  • 約2週間: 4人
  • 約3週間: 1人
  • 約1か月: 4人
  • 1か月半: 2人
  • 約2か月: 1人

いちばん多いのは「約2週間」と「約1か月」です。期間が1週間ほどだったのは、52歳のドール服作家の umy_syu さん 一人でした。この方は宅建を独学で取った経験があり、「落ちても趣味に1万円使っただけ」と気楽に構えて臨んでいます。

1日あたりは平日30分〜1.5時間、休日1〜3時間

1日の勉強時間を書いている人は、ほぼこの範囲に収まっていました。

期間と1日の時間を掛け算すると、合計時間の分布とよく合います。たとえばリラーニングラボの筆者の2週間は、平日10日×1〜1.5時間+休日4日×2〜3時間で 18〜27時間 になります。ykbone さんの「平日1時間+土日2時間を4週間」は36時間で、本人の「約40時間」とほぼ一致します。

働きながら受ける人の現実的なペースは 平日1時間・休日2時間で2〜4週間、合計にして20〜40時間、というのが体験記から見える姿です。


IT経験者と、ITに縁がない人の違い

勉強時間を左右していたのは、年齢や文系・理系よりも IT・AIの基礎知識がすでにあるかどうか でした。

IT・AIの基礎がある人は10〜20時間

  • 10時間弱で合格した nozawanatsu さんは、ITパスポート・情報セキュリティマネジメント・AZ-900などを保有し、Gemini・Claude・GPTを常用していました。テキストを1周し、〇×形式のクイズとChatGPTの問題出しで仕上げています。本人の感想は「ほかの資格よりも楽に取れたな〜って感じでした」。
  • 約20時間の東京自習会の筆者は、IT系の仕事ですがAIは初心者。本人は、事前知識のある人なら10時間ほどで足りるだろうとも書いています。
  • アイサットの筆者は、ITに携わってAIを使っている人ならそれ以下で、そうでなくても30時間あれば十分、という見立てです。
  • G検定・E資格を持つ 1024_1024_1024 さん は、約2週間でテキストを3周。G検定取得者なら10〜15時間という声もあります(hanamarutask.blog)。

ITに縁がない人は20〜35時間

  • 50代フリーライターの大橋さん(コエテコキャンパス)は、1日最低1時間を目安に約20日、合計35時間くらい。寝る前にテキストを読み、演習問題はA4に解答だけ書いて丸付けする方法で進めています。
  • 研修会社のトレノケートの筆者は、平日のスキマ時間に1時間程度、試験前は週末にまとめて、合計30時間前後。
  • 情報系ではない仕事の pisuke9190さんは約20時間でしたが、CNN・RNN・VAEなどの略語をGeminiに「高校生でもわかるように」説明させる工夫をしています。

横文字とモデル名に慣れていない人ほど、第1・2章の用語で時間がかかります。ITに縁がない人は、30時間前後を最初から見込んでおく のが安全です。

「普段AIを使っている」は時間を減らす理由にならない

ここがいちばん大事な点です。不合格を経験した7人のうち3人が、原因として 普段からAIを使っているから大丈夫、という油断 を挙げていました。

  • 「“使っている”と“理解している”は、全然違う。」(朝岡俊樹 / note)。この方は不合格時、第5章(プロンプト)の正答率が35%でした。
  • 「なんとなく受けたら、僕みたいに落ちます」(キム・タック / note)。教材を1冊読んで少し問題を解いただけで、予定より早く受けたそうです。
  • 「「使える」と「説明できる」は違う。」(加藤です。 / note)

10時間弱で受かった人は「AIを使っている」だけでなく、IT資格の学習経験があった 人です。ChatGPTを毎日使っていても、VAE・GAN・RLHFや、著作権・AI事業者ガイドラインを説明できるとは限りません。自分がどちらに当てはまるかは、次のプランを選ぶときの基準になります。


時間を「何に」使うかで結果が変わる

同じ30時間でも、使い方で差が出ます。体験記から、時間の配分で気をつけたい点を3つだけ挙げます。

  1. 読む時間より、問題を解く時間を多く取る。 一問一答ばかりで4択の模擬問題が難しく感じ、選択式で焦ったという合格者もいました(んのブログ)。
  2. 1冊の模試を何周もして安心しない。 大橋さんはテキスト末尾の模試を10回ほど繰り返して9割まで上げましたが、本番では第2章が極端に低く、「「わかった気」になってしまっていたようです」と振り返っています。リラーニングラボの筆者は、別の問題集で違う聞かれ方に触れたことで、覚えたつもりの部分に気づけたと書いています。
  3. 時間を測って、60分60問を通しで解く。 本番は60分・60問で、1問あたり60秒です(GUGA 試験概要)。一時停止はできません(GUGA よくある質問)。東京自習会の筆者は、直前まで机に向かわなかったことを反省点に挙げ、机で予想問題を解くほうが効率がよかったと書いています。

3日・1週間・2週間の学習プラン

ここからは、合格者の実数と、先に挙げた民間の学習サイトの目安をもとに、期間別のプランを組みます。流れはどれも同じで、章ごとに問題を解きながら範囲を1周 → 弱い章の解き直し → 60分60問の模試 です。知らない言葉は、そのつど解説と用語集で確かめれば、先に本を通読しておく必要はありません。

教材は、2026年2月試験以降のシラバスに対応した版を使ってください。2026年の改訂では、RAG・AIエージェント・MCP、AI事業者ガイドライン第1.1版、AI新法などが加わっていて、旧版の教材にはこれらが載っていません。教材の選び方は次回くわしく扱います。

3日プラン(合計10〜12時間)

向いている人: IT系の資格を持っている、G検定を取っているなど、AIの基礎用語をすでに説明できる人。生成AIを毎日使っているだけの人には向きません。

  • 1日目(4時間): シラバスを読み、知らない語に印を付ける(1時間)→ 第1・2章の問題を解き、解説で知らない語を確かめる(3時間)
  • 2日目(3時間): 第3〜5章の問題を解き、解説を読む
  • 3日目(3〜4時間): 模擬試験60問を 60分計って 解く → 間違えた問題の解説を読み直す → 弱い章だけ問題を解き直す

合格者9人の中で、10時間前後で受かったのは IT資格を複数持つ1人だけでした。3日目の模試で正答率が低い章が2つ以上残ったら、受験日を後ろにずらして1週間プランに切り替えるのが安全です。10月試験は受験期間が1か月あるので、ずらす余地は十分あります。

1週間プラン(合計14〜20時間、1日2〜3時間)

向いている人: ITの仕事をしているがAIの勉強は初めて、または勉強の習慣がある人。

  • 1〜2日目: 第1・2章(AIの歴史・学習手法、VAE・GAN・Transformer・RLHF、GPTの系列)
  • 3日目: 第3章(生成AIの種類、ディープフェイク、RAG、AIエージェント・MCP)
  • 4〜5日目: 第4章(セキュリティ用語、個人情報、著作権、AI社会原則、AI事業者ガイドライン、AI新法)。ここに一番時間をかける
  • 6日目: 第5章(プロンプトの4要素、Zero-Shot・Few-Shot、Temperature、生成AIの苦手なこと)+模擬試験1回目
  • 7日目: 1回目と違う問題で 模試の2回目 → 間違えた問題を見直す

第4章に2日を割くのは、法律・ガイドラインを浅く済ませたことを後悔している合格者が複数いるからです。pisuke9190さんは第4・5章をもっと深掘りすべきだったと書き、Kyonさんは公的文書や法律の言い回しに引っかかったと書いています。Uravation も第4章に学習時間の25〜30%を配分することをすすめています。

2週間プラン(合計25〜30時間、1日2時間)

向いている人: ITに縁がない人、AIの勉強が初めての人。合格者の中央値(20〜30時間)に合わせた、いちばん標準的なプランです。

  • 第1週: 1日1章を目安に、章ごとの問題を解きながら解説で理解する。第4章は2日使う
  • 第2週の前半: 章別の正答率を出し、正答率の低い章の問題を解き直す
  • 第2週の後半: 60分60問の模試を最低2回。2回目は 1回目と違う問題で 解く。最終日は間違いノートとシラバスのキーワード一覧だけを見る

第2週の問題演習は、机に向かえない日でもスマホで進められます。私たちのアプリ「ナレッジバンドル」なら、本番形式テストのあとに合格率と弱点カテゴリがグラフで出るので、「正答率の低い章を見つけて解き直す」をそのまま回せます。間違えた問題は忘却曲線にそって自動で出し直されるため、何をいつ復習するかを自分で管理する手間も減らせます。

平日に2時間取れない人は、平日1時間・休日3時間だと2週間で22時間、3週間で33時間になります。25〜30時間に届かないなら、期間を3〜4週間に延ばしましょう。約1か月かけて受かった人は4人いて、1日30分〜1時間の人も含まれています。


10月試験に間に合わせる:今日(9/26)からのスケジュール

3つのプランを、10月試験のカレンダーに当てはめるとこうなります。受験日は一例として 10月10日(土) に置いています。

今日から動く場合の段取りは、次の4つです。

  1. 9月30日(水)23:59までに申し込む。 締切を過ぎると10月試験は受けられず、次の回まで待つことになります。受験料は一般11,000円、学生5,500円(税込)です(GUGA 試験概要)。
  2. 受験日を先に決めて、そこから逆算する。 2週間プランなら今日始めて10月10日前後、1週間プランなら10月3日に始めて同じ日に受けられます。約1か月かけたい人でも、10月25日ごろまでに仕上げれば間に合います。
  3. 受験日の前に、受験する端末で動作を確かめておく。 大橋さんはマイページの「デモ試験」で事前に動作を確認していました。試験中は資料や外部情報の閲覧、検索、AIツールへの問題の送信、別の端末の使用などが禁止されていて、デュアルディスプレイも使えません(GUGA 試験概要)。自分の頭に入っている知識だけで解く前提で準備します。
  4. 最終日(10月31日)の夜には受けない。 2026年8月試験では、最終日の8月31日22:00〜23:10ごろにアクセス集中によるシステム障害が起きました(GUGA)。受験期間は1か月ありますが、ぎりぎりまで延ばさず、準備ができた週末に受けるのがおすすめです。

結果は、公式FAQでは試験実施月の翌月中旬(目安は20日頃まで)とされています(GUGA よくある質問)。10月試験なら、11月中旬ごろになる見込みです。


まとめ:迷ったら2週間・25〜30時間で組む

  • 勉強時間を数字で書いた合格者9人の 中央値は20〜30時間。20時間前後と30時間台が多く、11〜19時間の人はいなかった
  • 期間では 約2週間〜約1か月 が多い。1日は 平日1時間・休日2時間 前後
  • 10時間前後で受かったのは IT資格の学習経験がある人。「普段AIを使っている」だけでは時間を減らす理由にならない
  • 3日プランは基礎がある人だけ。迷ったら2週間プラン、ITに縁がなければ30時間前後を見込む
  • どのプランも 章ごとの演習で範囲を1周 → 弱い章の解き直し → 60分60問の模試を2回 の順で、第4章に一番時間をかける
  • 10月試験は 9月30日(水)23:59が申込締切。受験は10月1日〜31日で、最終日の夜は避ける

次回の第4回は、教材選びがテーマです。2026年のシラバス改訂で旧版の教材には載っていない範囲が増えたので、教材を選ぶときの5つの基準(新シラバス対応・解説の質・問題数・スキマ時間で回せるか・復習の仕組み)を整理します。


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※この記事は2026年9月24日時点の公開情報をもとにしています。試験の制度や日程は変わることがあるので、受験前に必ずGUGA公式サイトで確認してください。体験記の引用は各記事の原文から行い、リンク先に出典を明記しています。勉強時間はいずれも本人の申告で、学習プランは民間の学習サイトの推奨例と体験記をもとに整理した一例です。

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